【撮影日記】天王寺周辺であべのハルカスの夜景を撮影、そしてフォトコンテストに応募!

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こんにちは。アマチュアカメラマンの”よーしゃん”です。

コロナウィルス感染拡大の影響を受け、最近は撮影活動を自粛し、自宅で過去に撮った写真の編集を楽しんでいます。

ということで、今回は昨年11月頃、大阪府の天王寺周辺を散歩しつつ撮影した写真をアップします。

なぜ天王寺を選んだかというと、大阪では毎年、“夕陽丘うえまち写真コンテスト”なるものが開催されており、アマチュアカメラマンとして応募してみようと思ったからです。

このコンテストは、大阪平野の南北に伸びている”上町台地”(具体的には、住吉大社~一心寺、下寺町~大阪城の地域)の風景や、そこに暮らす人々をテーマとしたものであり、優秀賞以外にも、天王寺七坂や一心寺に関する賞などが設けられています。

気になる賞金額は、最優秀作品賞でなんと15万円!

お小遣いとしては嬉し過ぎる額です。

その他にも、上町台地パンフ賞など、パンフレットへの使用を匂わせる名誉ある賞も設けられているとのこと。

人口の多い大阪府下での開催ということで、ライバルは多そうですが、目的があると撮影にも張り合いが出ます。

ということで、撮影コースを”清水寺→四天王寺→天王寺公園”に定め、いざ出陣です!

清水寺、四天王寺、天王寺公園までのアクセス

今回は、清水寺→四天王寺→天王寺公園のコースということで、行きは大阪メトロの”四天王寺前夕陽ヶ丘駅”、帰りは”天王寺駅”を利用することにしました。

大阪メトロの四天王寺前夕陽ヶ丘駅~清水寺、清水寺~四天王寺、四天王寺~天王寺公園までは、いずれも徒歩圏内であり、それぞれ5~10分で行くことができます。そして、天王寺公園は天王寺駅と直結しているので、帰りはとてもスムーズです。

天王寺周辺には、あべのハルカスや通天閣などの観光名所もあり、アクセスも抜群なので、大阪府以外から来られた方々には、そちらもオススメです。

【写真1】ハルカ先行く人まで届くかこの音

まずは”清水寺(きよみずでら)”で撮影した写真です。清水寺というと京都をイメージしがちですが、実は大阪にも同じ名前のお寺があり、舞台もちゃんとあります。

その舞台は西の方角を向いているので、そこから綺麗な夕日を見ることができます。

私も夕日を見ることを目的に舞台に上ったのですが、そばにあった鐘がとても印象的だったので、その鐘越しにあべのハルカスを撮影することにしました。

ハルカ先行く人まで届くかこの音
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 55mm, F値 4.0, SS 1/320, ISO-200

この写真では、鐘を主題、ハルカスを副題としています。

「遥か先にあるあべのハルカスにいる人(時代の先を行く現代人)にも、昔からある清水寺の鐘の音(ゆっくりと流れる時間感覚)が伝わっているのかな?」というストーリーを感じて、このようなタイトルを付けました。

後付けですが。(笑)

【写真2】夜に輝く四天王寺五重塔

続いて、四天王寺にある”五重塔”の写真です。

四天王寺には美しい建造物がたくさんあるのですが、その中でも五重塔が一番綺麗に感じたので、塔がよく見える場所に行き、横構図で撮影しました。

辺りはすっかりと暗くなり、ライトアップされた朱色の塔がよく映えます。

夜に輝く四天王寺五重塔
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 24mm, F値 18, SS 20, ISO-200

この写真のように、朱色を基調とするお寺や神社を撮影する場合、少し色温度を下げた(暖色を強くした)編集を加えると、日本古来の雰囲気やどこか暖かみのある感じを出すことができます。

逆に、都市の夜景や工場の夜景などを撮影する場合、少し色温度を上げた(寒色を強くした)編集を加えると、無機質で近未来的なイメージを与えることができます。

【写真3】ふと見上げた先には

続いて、”天王寺公園”まで歩いて行きました。

実は、天王寺公園内には、あべのハルカスや通天閣を撮影するための場所が設けられているのですが、今回はオリジナリティを出したかったので、自分なりの撮影スポットを探索してみました。

私的には、公園内にある河底池に架かる橋が気に入ったので、その橋の上からあべのハルカスを撮影しました。

ふと見上げた先には
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 20mm, F値 18, SS 30, ISO-200

額縁構図とまではいきませんが、木や橋で写真の四隅を埋めることで安定感を出しています。

また、少し露出アンダー気味に撮影しておいて、後からPhotoshopでシャドウを目一杯上げることで、ハルカスを白飛びさせることなく、橋の質感を出しています。

このテクニックは、暗いところでライトアップされた物体を撮影する時に使えるので、よければ参考にしてみて下さい。

【写真4】逆さ通天閣

河底池の橋からは”通天閣”も見ることができます。

ふと池を見ると、ライトアップされた通天閣のリフレクションもあったので、逆さ通天閣を撮ることにしました。

逆さ通天閣
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 50mm, F値 18, SS 14, ISO-200

通天閣には、「HITACHI」と「Inspire the Next」という文字が交互に現れるのですが、このように表示がコロコロ変わる電光掲示板などを撮影する場合は、シャッタースピードの設定が重要になります。

シャッタースピードが遅すぎると、両方の文字が重なって写り、とても不自然な写真になってしまいます。

なので、シャッタースピードは電光掲示板の表示が切り替わる秒数より短くなるように設定しましょう。

ところで、通天閣は月によって色が変わることをご存知でしょうか?

このときは11月だったので、紫色(コスモスの色)にライトアップされています。豆知識として知っておくと、何かの役に立つかも!?

【写真5】忍び寄る秋の気配

撮影の帰り際、天王寺公園内にある”大阪市立美術館”の前を通りました。

美術館の前にはイチョウの木が立ち並んでいるのですが、このときはイチョウが色付き始めており、黄色と緑色のグラデーションがとても綺麗でした。

そこで、あべのハルカスをバックとして、イチョウの葉っぱを撮影しました。

忍び寄る秋の気配
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 42mm, F値 4.0, SS 0.67, ISO-200

この写真は、イチョウの木とあべのハルカスの縦の二分割構図で撮影しています。

後から見返すと、色付いたイチョウの枝葉がハルカスに絡みついていくように見えたので、“忍び寄る秋の気配”というタイトルを付けました。

個人的には、写真、タイトル共に満足のいく仕上がりとなりましたので、こちらが今回のベストショットです。

まとめ

天王寺といえば、高さ300mの超高層ビルとして有名なあべのハルカスがあり、今や大阪の中心都市の一つとなっていますが、この地域にはたくさんのお寺や天王寺七坂など、下町風情が感じられる場所もたくさん残っています。

次に訪れる機会があれば、そのようなディープなスポットにも足を運んでみたいなと思いました。

ちなみに、うえまち写真コンテストへ応募できる枚数は1人3枚が上限のようです。

なので、“【写真1】ハルカ先ゆく人にも届くかこの音”、“【写真3】ふと見上げた先には”、“【写真5】忍び寄る秋の気配”の3枚を提出することにしました。

当たって砕けて成長するスタンスで頑張ります!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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