こんにちは。アマチュア写真家の”よーしゃん”です。
先日、コスモスを撮影するために、大阪府豊能郡豊能町にある”とよのコスモスの里”に行ってきましたので、今回はその写真をアップします。
とよのコスモスの里は、ガーデニング愛好家のオーナーが十数年前からコツコツと作り上げてきた場所らしく、現在では約1ヘクタールの園内に約百万本のコスモスが咲き誇る、全国的にも有名な場所となっています。
コスモスの見頃は、9月中旬から10月下旬です。今年はもう見納めですが、来年以降も季節の変わり目にまた訪れたい場所です。
なお、 使用したカメラはいつもの”富士フイルムX T-20”、レンズは”XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS”と”XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS”です。今回は日中の撮影だったので、三脚は使用していません。
それでは、ご覧下さい。
とよのコスモスの里までのアクセス
とよのコスモスの里は、車なら池田木部ICから国道423号線を北上すると、30分くらいで着きます。途中に伏尾温泉、不死王閣などもあり、そこで温泉と秋の味覚を堪能しつつ行けると最高ですね!
電車なら、阪急宝塚線で池田駅まで行き、そこで阪急バス(牧行き)に乗り換え、妙見口バス停で下車し、そこから徒歩5分程度で着きます。
- 営業時期:9月上旬~10月下旬
- 営業時間:9:00~17:00(期間中休みなし)
- 駐車場:100台程度(無料)
- 入場料金:大人500円,小人300円(小学生~中学生)
- その他:軽食施設あり。あと、入口付近で地元の野菜が売られています(都会より割安)。
【写真1】コスモス、伸び盛り
この日は台風が来た直後だったので、園内には倒れた花が多かったのですが、とても綺麗な一株を見つけたので、写真に収めました。
実際は横構図で撮影したのですが、縦構図の方が伸びていく様子を表現できるので、そちらで仕上げてみました。
この日は風が強く、気を抜くと被写体ブレが発生します。
こういう場合、シャッタースピードを速くすると撮影が簡単になります。目安は”1/焦点距離(秒)より速くすること”です。
※35mm換算(フルサイズ搭載機)の焦点距離なので、APS-C搭載機なら1.5倍、マイクロフォーサーズ搭載機なら2倍にして下さい。
【写真2】カップル・オブ・コスモス
園内を探索していると、赤とピンクの二輪が重なり合って咲いていました。
何となくカップルの様に見えたので、並んだ姿を撮影しました。
とよのコスモスの里は、ドライブがてら寄るのもオススメで、園内にはデートを楽しむカップルもたくさんいました。
【写真3】蜜蜂とコスモス、自然界のWin-Win
コスモスの花を楽しんでいるのは人間だけでなく、蜜蜂もまた然り。
コスモスから花の蜜をもらう代わりに、花粉カゴ(胸周辺のふさふさの毛)で花粉を運び、受粉の手伝いをします。
コスモスにとって、蜜蜂は昔ながらのお得意様なのです。
話は逸れますが、経済学の分野では”ゼロサム社会”という考え方があり、資源や富の量が一定の社会において、誰かが得をするとその裏では必ず誰かが損をしています。
その事実を知ってか知らずか、自然界では昔から”Give and Takeの関係”とか” Win-Winの関係”というものが普通に存在しており、末永く発展していくために私達も見習うべきかもしれませんね。(笑)
【写真4】秋桜(コスモス)の花道
桜の花道は日本中の至る所にありますが、”秋桜(コスモス)の花道”があるところは比較的少ないのではないでしょうか。
とよのコスモスの里には、花がアーチ状に咲いているところがあり、個人的にはここが園内のベストスポットだと思います。
後ろの木々が暗めの色なので、白やピンクのコスモスが凄く映えます。
【写真5】我先にと、光を求めて
一通り撮り終えたところで、面白い形のコスモスを見つけました。
太陽の光を求めて、隣の花と競い合いながら上へ上へと伸びていく様子から、”蜘蛛の糸”という話を連想した一枚です。
蜘蛛の糸は、カンダタという悪人が地獄から這い上がろうと蜘蛛の糸を上りますが、後からついてきた亡者達を振り落として自分だけ助かろうとした瞬間、糸が切れるという、人間の本質的な姿を描いた作品です。
仏教でも、我利我利亡者(他人のことを気にせず、自分の利益のみ追及する者)という言葉がありますが、果たして植物にも”欲”はあるのでしょうか…?(笑)
こちらが今回のベストショットです。ちなみに、写真の中のフレアはPhotoshopで後付けしたものです。
まとめ
台風直後だったこともあり、花の状態はあまり良くなかったのですが、そんな中でも管理者の方々が懸命に手入れされている姿がとても印象的でした。
私達が住む部屋なんかもそうですが、人が手入れを怠ると、ゴミが溜まり、カビが生え、人が来たくなくなる場所になってしまいます。一方、手入れが行き届いている場所はとても居心地が良く、人が自然と集まる場所になります。
とよのコスモスの里が全国的に知られるようになったのも、管理者の方々の努力があってこその成功だと思います。
たぶん、この話はブログにも言えることなので、私もコスモスの里の方々を見習って、人が自然と集まるブログを目指したいと思います。
以上です。ありがとうございました。
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