こんにちは。”よーしゃん”です。
年末年始に滞在した、ミャンマー最南端のリゾート地、”ニャウン・ウー・ピー島(Nyaung Oo Phee Island)”では、良い写真がたくさん撮れました。
そこで、今回もその時に撮影した写真をアップロードしたいと思います。
ニャウン・ウー・ピー島の夜は真っ暗なので、都会の夜景とは違って、周囲の明かり(光量)が少なく、撮影の難易度は高めでした。
でも、人が少ない分、大自然に囲まれながら、思う存分に写真を撮ることができました。
本記事では、撮影した写真と一緒にカメラのセッティングも公開していますので、人里離れた場所で”夕焼け”や”星空”を撮影してみたいという方の、ご参考になれば幸いです。
それでは、どうぞ!
ニャウン・ウー・ピー島までのアクセス
ニャウン・ウー・ピー島は、ヤンゴンから飛行機(Air KBZという航空会社)で2時間くらいかけてミャンマー最南端のコータウンという町に行き、そこから高速フェリーに乗って1時間くらいで行くことができます。
詳細については、過去の記事に掲載しておりますので、そちらをご覧下さい。
【写真1】マジックアワーを独り占め
まずは、日が暮れる時間帯(マジックアワー)に浜辺に出て、空のグラデーションを撮影しました。
ミャンマーを含め東南アジアでは、10月~2月は乾季にあたり、雨はほとんど降りません。
なので、とても高い確率で夕焼けやマジックアワーの空を撮影することができます。
焦点距離 18mm, F値 13, SS 15, ISO-800
この日の空はさほど焼けていなかったので、主題とするにはちょっと寂しい気がして、近くに停泊中の船を入れて撮影しました。
構図としては”三分割”を意識して、”青い部分:赤い部分=2:1”になるようにしています。
明るい船を入れたことで、写真がうまくまとまった気がします。
【写真2】ニャウン・ウー・ピー島の夜
続いて、島内を散歩しながら、ライトアップされた木を撮影しました。
木のそばには、仏教国のミャンマーらしく、仏像と鹿の像?があったので、それも副題として入れています。
焦点距離 18mm, F値 8, SS 8.5, ISO-200
後から見返すと、色々な物を詰め込み過ぎた気がしたので、後からPhotoshopで”円形フィルタ”を使って、木のライト周辺と仏像周辺を明るくしています。
夜景写真を現像する場合は、見て欲しい部分を明るめに、それ以外の部分を暗めに編集すると、メリハリが出て良い感じに仕上がります。
【写真3】こんなところにサイカー
島内の散歩を続けていると、サイカーを発見しました。
サイカーというのは、日本で言うところの人力車のようなもので、ミャンマーに昔からある移動手段の一つです。
自転車に座席と車輪を追加した構造になっていて、これ一台で三人(運転手+乗客2名)乗ることができます。
ただ、この島ではカート(ゴルフ場にあるような車)で送迎してもらえるので、これはあくまで飾りです。
焦点距離 18mm, F値 5.6, SS 15, ISO-200
この写真では、ライトアップされたサイカーに視線を集めたかったので、Photoshopでサイカーを明るくして、逆に周囲をちょっと暗くしています。
あと、ハイライトを下げて白飛びを軽減し、シャドウを上げて黒飛びを軽減するというテクニックも使用しています。そうすることによって、サイカーの細かい部分もしっかりと見えるようになります。
【写真4】星空を独り占め
ふと気付いた頃には、辺りはすっかりと暗くなっていました。
ここまで光量が少なくなると、通常のセッティングでは撮影できないので、ISO感度を常用感度の限界(ISO-6400)まで上げて撮ることにしました。
※常用感度というのは、メーカー推奨値みたいなもので、この範囲を外れるとノイズが目立つようになります。
被写体としては、マジックアワーのときと同様に、船を主題、星空を副題としています。
焦点距離 21mm, F値 3.2, SS 1.6, ISO-6400
この写真のように、海を撮るときは、なるべく水平線を意識した方が良いです。
というのも、水平線が少しでも斜めになっていると、見る人に違和感を与えてしまうからです。
とはいえ、真っ暗闇の中で水平線を合わせるのは結構難しいので、後からPhotoshopの”ものさしツール”を使って、水平線を修正するという現像テクニックもあります。
【写真5】月夜のリゾート
日もすっかり落ちた頃、ふと夜空を見上げると、とても明るい月が見えたので、桟橋の方まで足を延ばしてみました。
桟橋からは島全体を見渡すことができるので、そこから月明りに照らされた夜空とライトアップされたビーチを二分割構図で撮影してみました。
焦点距離 18mm, F値 2.8, SS 9, ISO-200
撮影時には、一番明るい建物のちょうど真上に明るい月が出ていたので、スムーズに視線誘導できる写真となりました。
もし、明るい建物と明るい月が全く違う方向にあった場合は、見た人が目移りしないように、構図を工夫してどちらかに焦点を絞った方が良いと思います。
あと、桟橋のライトを前景として入れることで、奥行き感を出すという工夫もしています。
こちらが今回のベストショットです。
まとめ
今回はニャウン・ウー・ピー島の夜の雰囲気をお伝えしましたが、ナイトショーが開催される時間帯以外は人も少なく、とても静かな島です。
撮影が終わった後、海岸沿いのベンチに座り、海を眺めながらのんびりとコーヒーを飲んだのですが、本当に癒されました。
以前紹介したように、激しいファイヤーショーの一瞬を切り取る撮影も楽しいですが、今回のように、じっくりと構図を考えながら風景を撮影するのもまた良いものです。
これからも色んな撮影を経験して、自分のスタイルを見つけたいと思います。
以上です。ありがとうございました。
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