【撮影日記】大阪城公園で桜の写真の撮り方を研究!

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こんにちは。アマチュアカメラマンの”よーしゃん”です。

関西を中心に活動しています。

大阪を始め、関西圏でも”新型コロナウィルス”が猛威を振るっており、感染者の中にはどこで感染したかわからないという方も出始めました。

ウィルスに感染しない、させないためにも、4月以降、ウィルスが終息するまでは、屋外での撮影活動を自粛し、自宅で過去の写真を改めて現像したり、レタッチの勉強をしたりしています。

ということで、屋外での撮影日記も今回を最後とし、しばらくの間自粛させて頂きます。

今回アップロードするのは、3月末に撮影した“大阪城公園の桜”の写真です。

桜の写真と言っても、撮り方一つで全く違うものになりますので、私なりに色々と工夫しながら撮影してみました。

みなさんにも、大阪の春の雰囲気が伝われば幸いです。

それでは、どうぞご覧下さい。

※本記事は、外出を促すものではありません。不要不急の外出を自粛するよう求められている地域もありますので、国や地方自治体からの指示や情報に従って行動して下さい。

4/7~5/6の間、日本政府より、東京、大阪などの主要7都市に外出自粛等を要請する緊急事態宣言が発令されています。読者の皆様も、どうかお気を付け下さい。

大阪城公園までのアクセス

大阪城公園に行くなら、大阪メトロの森ノ宮駅か、JR大阪環状線の大阪城公園駅がオススメです。どちらの駅も公園に直結しており、とても便利です。

他の駅からでも公園まで歩いて行くことができますが、森ノ宮駅近くにはキューズモール、大阪城公園駅の近くにはJO-TERRACE OSAKA、というショッピングモールがそれぞれあり、とても栄えています。

ですので、ショッピングモールで食事などを楽しみつつ、公園に行くのが良いと思います

個人的には、森ノ宮駅側から入ったところの噴水の近くにあるパン屋が大好きです。

では、写真の紹介に移ります。

【写真1】桜の万華鏡(白背景での撮影)

2020年3月末時点、大阪城公園の桜の開花状態は、5分咲きくらい。

公園に着き、早速撮影を始めることにしました。

まずは、上を見上げながらの桜の撮影です。

こうすることで、桜越しに太陽を見る形(逆光)になるので、花びらが透けて見えます。

桜の万華鏡
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 55mm, F値 4, SS 1/180, ISO-200

この写真は、周囲の木漏れ日を丸ボケさせて、万華鏡のようなイメージに仕上げてみました。

ここで気を付けたことは、白い丸ボケと白い桜の花びらが、なるべく被らないようにすることです。

この二つが被ってしまうと、桜が全く目立たなくなってしまうので、桜の周りにあえて葉っぱの色味を入れ、桜を強調しています。

【写真2】刺繍のような桜(黒背景での撮影)

続いて、低いところに咲いている桜にレンズを向け、黒背景となるように撮影してみました。

構図は先程の写真1と同じですが、黒背景になると桜の印象が一気に変わり、とても上品な雰囲気になります。

刺繍のような桜
FUJIFILM X-T20, XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS,
焦点距離 200mm, F値 5.6, SS 1/38, ISO-200

この写真は雅やかな感じに仕上げたかったので、Photoshopでコントラストや明瞭度を上げ、花びらのディテールが見えるようにしています

どことなく、留袖にあしらわれた刺繍のように見える写真となりました。自画自賛ですが(笑)

それにしても、シャッタースピードが遅すぎですね。ISO感度を妥協してでも、もう少し速くするべきでした(汗)

ちなみに、シャッタースピードの目安は、”1/焦点距離”です。

【写真3】桜の開花(前ボケを使った撮影)

次に、前ボケを使った撮影にチャレンジしてみました。

前ボケを使うと、やわらかく暖かい雰囲気を出すことができるので、春の写真にはピッタリです。

桜の開花
FUJIFILM X-T20, XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS,
焦点距離 200mm, F値 4.8, SS 1/240, ISO-200

以下に桜の前ボケ写真の撮り方について、簡単にまとめています。

桜の前ボケ写真を撮ってみよう!
  1. 桜の花の中から、特に綺麗な一輪を探す。
  2. 他の花の隙間から、その一輪が見えるアングルを探す。この時、同時に構図も考えておくと良い。
  3. レンズの焦点距離をできるだけ長く(目一杯ズーム)して、F値(絞り)を一番小さく(全開放)にする。ここでボケ具合が変わる。
  4. 最初に見つけた一輪にピントを合わせて撮影する。前景の花が上手くボケてくれないときは、3を見直す、もしくは前景を変えてみる(主題の花と前景の花との距離が重要!

なお、この写真は先程の写真2とは逆に、コントラストや明瞭度を下げる編集をしています。そうすることで、ボケ感が増し、よりやわらかな雰囲気となります

満開の桜も良いですが、ピンク色の可愛らしい蕾が残る五分咲きくらいも良いものですね。

【写真4】桜越しの大阪城

せっかく大阪城公園に来たので、お城の近くまで行き、お城を背景とした写真も撮影することにしました。

ここでは、桜を主題、大阪城を副題とし、さらに桜の枝を使って額縁構図のような形で撮影しています。

桜越しの大阪城
FUJIFILM X-T20, XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS,
焦点距離 110mm, F値 8, SS 1/125, ISO-400

実のところ、撮影の定石としては、被写体が向いている方の空間を広く撮った方が良い写真になります。ただ、今回はいい枝が見つからず、ちょっと妥協してしまいました。

写真の中で、お城がそっぽを向いてしまっているところが、心残りです。

自分にダメ出ししつつ、改善していきたいと思います!

【写真5】桜の暖簾の先にあるもの

帰り際、大阪城のお堀の近くを通ると、桜の木から暖簾のように垂れ下がっている、いい感じの枝を見つけました。

そこで、その枝越しに、遠くにそびえ立つ大阪城を撮影してみました。

桜の暖簾の先にあるもの
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 55mm, F値 11, SS 1/58, ISO-200

三角構図のような、額縁構図のような、一風変わった写真になりましたが、個人的には結構気に入ってます。

こちらが、今回のベストショットです。

まとめ

今回は、色々な方法で桜を撮影してみましたが、背景の色や構図、ボケ具合を変えるだけで、全く違った雰囲気の写真になることがわかりました。

これから満開の桜を撮りに出掛けたかったところですが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、今年の桜は早くも撮り納めになりそうです。

少し残念な気もしますが、やはり命には代えられないと思います。

一刻も早くウィルスが終息し、安心して撮影に出掛けられる日々が戻ってくることを切にお祈りします。

読者の皆様も、時節柄くれぐれもご自愛下さいませ。

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