【カメラ講座】梅・桜・メジロ、春の野鳥撮影のコツ3選!

Camera

こんにちは。よーしゃんです。

寒い冬が終わり、温かい春がやってくると、自然と外に出掛けたくなりますね。

2月中旬~3月上旬は梅3月下旬~4月上旬は桜の季節です。

毎年この時期になると、梅や桜を見に行くという方も多いのではないでしょうか。

梅や桜だけでも被写体としては十分なのですが、そこに春の野鳥が加わると、写真がより一層春らしくなります。

そこで今回は、梅や桜などの春の木々とメジロをテーマとして、”春の野鳥撮影のコツ”について書きたいと思います。

カメラ初心者A
カメラ初心者A

野鳥撮影に行ってみたけど、全然野鳥に会えなかった…。

カメラ初心者B
カメラ初心者B

野鳥を撮ってみたけど、写真がどうも素人っぽくなってしまう…。

このようなお悩みをお持ちの方に向けて、本記事を書いています。

ここで紹介するテクニックを使うだけで、誰でもワンランク上の写真を撮ることができるようになります。

どうぞお試し下さい!

野鳥の活動時間に合わせて出掛けよう!

活動時間

野鳥撮影を行なう上で最も重要なのは、野鳥が活発に動く時間帯に合わせて撮影に行くということです。

その理由は、時間帯によって”野鳥に出会える確率”が全く違ってくるからです。

私達人間で例えると、多くの人は平日の朝に会社に行き、夕方になると仕事を終え帰宅します。

そのため、その時間帯はラッシュアワーとなり、電車の中は満員になりますよね。

逆に、その時間帯以外は電車内に人はまばらで、ゆったりと席に座ることができます。

これと同じように、鳥にも”餌を探しに出かける時間帯”というものがあります。

一般的に、野鳥の活動時間は”夜明け~10時頃まで”と言われています。

この時間になると、まるでラッシュアワーの如く、たくさんの鳥達が活動し始めます。

逆に、この時間を逃すと、野鳥の鳴き声はおろか閑古鳥が鳴くような状況になってしまいますので、なるべく早起きして撮影に臨みましょう。

上記の活動時間の中でも私は、”7時頃~9時頃”を特にオススメします。

7時頃だと周囲は十分に明るく、ISO感度を上げなくてもシャッタースピードを稼ぐことができます。

したがって、素早く動き回る野鳥を撮影しても、被写体ブレを最小限に抑えることができます

一方、9時頃になると周囲に人が増え始めるので、警戒心の強い鳥たちは逃げて行ってしまいます。

特に梅や桜の名所など、人が集まりやすい場所では、人が少ない内に撮影を済ませてしまいましょう

野鳥撮影をするなら、周囲が明るく人も少ない”7時頃~9時頃”が最適!

なるべく望遠レンズを使おう!

望遠レンズ

野鳥撮影では、”望遠レンズ”があった方が圧倒的に有利になります。

というのも、焦点距離が長ければ長いレンズほど、遠くから被写体を狙えるので、鳥達に警戒されることなく撮影することができるからです。

珍しい鳥ほど警戒心が強く、撮影者の動きに敏感です。

警戒心が強いからあまり出会えず、珍しいのかもしれませんが…。

近くで撮ろうと欲を出し、一歩でも踏み出した途端、飛び立ってしまうということもよくあります。

この辺は鳥達との駆け引きであり、野鳥撮影の醍醐味でもありますね(笑)

本格的な野鳥撮影には、”焦点距離500~600mmの望遠レンズ”が最適!

とはいえ、望遠レンズはバズーカ砲のように大きく、購入費用もそれなりに高額になります。

ですので、比較的お手軽なテーマとして、梅林でのメジロの撮影をオススメします。

梅の木は他の木に比べて背が低く小さいので、焦点距離200~300mmくらいの中望遠レンズでも、野鳥を捉えることができます。

ちなみに、一眼カメラのレンズキットに付属しているズームレンズ等は、風景写真用途など、汎用性を高める目的でやや広角寄りになっていることが多く、たとえ梅林だとしても、野鳥に寄って撮影するのは難しいかもしれません。

梅林など、小さい木々の中での撮影であれば、”焦点距離200~300mmの中望遠レンズ”でも野鳥撮影が楽しめる!

光が差し込むところを狙おう!

光が差し込むところ

次に、野鳥撮影において写真のレベルを一気に引き上げるテクニックを紹介します。

それはズバリ、”光が差し込むところ”を狙って野鳥を撮影する方法です。

そもそも、「良い写真とは何なのか?」ということですが、、、

良い写真を決める3要素として、”①主役、②舞台(構図)、③印象的な光”があります。

梅林でのメジロの撮影を考えた場合、①主役はメジロ、②舞台は梅の木、であり、良い写真となる2要素は既に揃っています。

つまり、③の印象的な光を探すだけで、良い写真が撮れるということです。

また、朝の7時頃~9時頃というのは、太陽がまだ低い位置にあります。

そのため、周囲の木々が光を遮り、スポットライトのような印象的な光ができやすいです。

ですので、光が差し込む場所にカメラを構えて野鳥を待ち伏せするなどして、ハイライトされた箇所を積極的に狙っていくことで、良い写真が撮れる確率を上げることができます。

印象的な光”があるだけで、野鳥写真のレベルは劇的に上がる!

3つのコツを意識して撮影した写真

最後に、これらのコツを意識して、私が実際に撮影した写真を紹介します。

メジロと梅の花
FUJIFILM X-T20, XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS,
焦点距離 200mm, F値 4.8, SS 1/110, ISO-200

賛否両論あるかと思いますが、メジロに太陽の光が当たって、ちょっぴり良い感じの写真に仕上がっているのではないでしょうか。

私自身、写真の専門学校に通っていた訳でもなければ、プロに教わった経験がある訳でもないのですが、光を意識するようになったことで、少し撮影のレベルが上がったような気がしています。

本記事で紹介した3つのコツを意識すれば、”野鳥に出会う確率”、”撮影に成功する確率”、”良い写真になる確率”、の3つの確率を上げることができます。

忍耐が必要とされる野鳥撮影ですが、本記事が読者の皆様の”撮れ高UP”に少しでも役立ちますと幸いです。

まとめ

  • 野鳥撮影をするなら、周囲が明るく人も少ない7時頃~9時頃が最適。
  • 本格的な野鳥撮影なら、焦点距離500~600mmの望遠レンズが必要。
  • 小さい木々の中での撮影なら、焦点距離200~300mmの中望遠レンズでも可能。
  • 良い写真を決める3要素として、①主役、②舞台(構図)、③印象的な光がある。
  • 印象的な光があるだけで、野鳥写真のレベルは劇的に上がる。

今回は以上です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

※本記事では、bonbonさん、ややこsousakuさん、によるイラストACからの画像を使用しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました