【デジカメ写真術】ローアングル(煽り構図)で撮ると、写真がレベルアップした話

Camera

こんにちは。よーしゃんです。

今回は、同じ被写体でも、撮影アングルを変えるだけで見え方が大きく変わるという話をしたいと思います。

読者のみなさんは、スマホやカメラで撮りたいものを見つけたとき、どのように撮影すれば良いのか迷った経験はありませんか?

私もカメラを始めた頃は、どのように撮影すれば良いのかわからず、さんざん迷ったあげく、ごく普通の写真を量産していました。(笑)

そんな私ですが、色々な撮影アングルを覚え、撮影活動を続けていくうちに、徐々に良い写真が撮れるようになってきました。

ですので、今回は”ローアングル(煽り構図)”を例にとって、写真をレベルアップさせる方法を紹介したいと思います。

カメラ初心者A
カメラ初心者A

一眼カメラで写真撮影してみたけど、イマイチ迫力に欠けるなぁ…。

カメラ初心者B
カメラ初心者B

インスタ映えする写真を撮るには、どうすればいいの?

このような不満や疑問をお持ちの方は、ぜひ本記事を読んでみて下さい。

ちょっぴり撮影アングルを変えるだけで、見違えるほど良い写真が撮れますよ。

それでは、どうぞご覧下さい!

何も考えずに撮った写真(悪い例)

まずは悪い例として、何も考えずに撮影した写真を2枚お見せします。

1枚目は、春先に奈良公園を散歩していて、ふと目に留まった歴史を感じる建物と桜を撮影した写真です。

歴史を感じる建物(アイレベル)

被写体は素晴らしいのですが、とりあえず撮ったという感じの、ごく普通の写真に見えますね。

続いて2枚目は、同じく奈良公園で、2匹仲良く眠りにつく鹿を撮影したものです。

眠りにつく鹿(アイレベル)

こちらも被写体は申し分ないのですが、単純な日の丸構図で、いかにも素人が撮った写真という風に見えますね。

ローアングル(煽り構図)で撮った写真(良い例)

では、この2つの被写体をローアングル(煽り構図)で撮影するとどうなるか、ご覧下さい。

まずは、歴史を感じる建物と桜の写真です。

Photoshopによるレタッチで、若干美化している点はご了承下さい。(笑)

歴史を感じる建物(ローアングル)
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 20mm, F値 2.8, SS 1/750, ISO-200

この写真は、手前の門の隙間にレンズを入れて邪魔な門が写らないようにしつつ、さらに地面すれすれのところから建物を仰ぎ見る形で撮影したものです。

そうすることによって、建物全体が写って迫力が増し、おまけに地面に舞い落ちた桜の花びらも写り込んで、より春の季節感を出すことができました。

続いて、眠りにつく2匹の鹿の写真です。

眠りにつく鹿(ローアングル)
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 55mm, F値 4.0, SS 1/350, ISO-200

こちらも、カメラが地面に着くくらいローアングルにして撮影したものです。

ローアングルにしてカメラを鹿の目の高さと合わせることで、鹿が自分のすぐそばにいるような感じを出しています。

また、仰ぎ見ることによって、鹿の後ろに広がる満開の桜を副題として背景に入れることができました。

この桜があることで、鹿たちがうたた寝してしまうような、ぽかぽかとした春の陽気という情報が写真に組み込まれます。

どちらの写真も被写体は全く同じですが、撮影アングルを少し変えただけで、見る人に伝わる情景が大きく変化しました。

写真をレベルアップさせるコツとは?

実のところ、撮影に慣れていない人は、写真を撮るとき、立ったままの目線(アイレベル)でスマホやカメラを構えがちです。

このようにすると、高い位置(撮影者の目の高さ)にカメラがあり、見下ろす形で撮影することになるので、被写体が思いのほか小さく見えてしまいます。

また、人物を撮影する場合、モデルの足が短く見えてしまいます。

見下ろすアングル(ハイアングル) → 被写体を小さく見せる効果

見上げるアングル(ローアングル) → 被写体を大きく見せる効果

実は、プロのカメラマンや写真が上手な人ほど、ファインダーを覗きながらカメラを傾けたりしゃがみこんだりしています。

彼らは、”被写体が一番映えるアングル”を探し出して撮影しているのです。

それをまねて、街中でカメラを持ってしゃがみこんだりしていると、周りから変な人だと思われるかもしれませんが、被写体の良さを引き出すために”撮影者が動き回る”というのは、とても大事なことです。

あなたがインスピレーションを感じた被写体、周りが気にならないくらい夢中になって、撮影してみてはいかがでしょうか?

きっと素晴らしい写真が撮れると思いますよ。

写真は足で撮る」という言葉もあるくらい、被写体の良さを引き出すために撮影者が動くというのは、とても重要なことです。

ローアングルでのベストショット

この日、私が奈良公園で撮影した中でのベストショットはこちらです。

雨上がりに視た奈良の春
FUJIFILM X-T20, XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS,
焦点距離 55mm, F値 4.0, SS 1/60, ISO-200

この写真も低い位置から撮影したことによって、水溜まりが鏡の様になり、新芽を食べる鹿を良い感じに映し出してくれました。

ローアングルは水溜まりとも相性が良いので、みなさんも雨上がりにはリフレクションを狙ってみて下さいね。

まとめ

  • 同じ被写体でも、撮影アングルを変えると見え方が全く異なる。
  • ハイアングルは、被写体を小さく見せる効果がある。
  • ローアングルは、被写体を大きく見せる効果がある。
  • プロのカメラマンや上級者ほど、撮影アングルを工夫している。
  • ローアングルは、水溜まりのリフレクションと相性が良い。

以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

※本記事では、acworksさんによる写真ACからの写真を使用しています。

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